ご通行される際には、十分な車間距離と走行速度に注意して安全運転を心掛けましょう。
①(環状線内回り 千鳥橋JCT方面) 博多駅東 ➡ 千代
●現地の状況・事故の特徴
博多駅東入口付近の右カーブを通過した後、右側に千代出口があり、ピーク時は出口の渋滞が本線まで達し、渋滞最後尾での追突事故が発生。
●対策内容・効果
実施年月:平成14年3月
対 策:出口渋滞を示す表示板設置
対策効果:設置前1年間と設置後10年間平均で、追突事故が約2割減少。
類似対策:(環状線内回り 千鳥橋JCT方面) 月隈 ➡ 半道橋
●対策内容・効果
実施年月:平成30年8月
対 策:出口渋滞を示す表示板設置
対策効果:設置前1年間と設置後3年間平均で、追突事故が約3割減少。
②(環状線外回り 福重JCT方面) 野多目出口
●現地の状況・渋滞の特徴
野多目出口と国道(202号バイパス)は自然合流方式であったため、野多目出口車両の国道への合流に支障があった。
●対策内容・効果
実施年月:平成22年3月
対 策:高速道路出口専用信号機設置
対策効果:専用信号機設置により合流スペースが確保され、合流しづらさが改善された。
その後、平成24年7月の都市高速の環状化及び国道(202号バイパス)の完成による交通量の増加に伴い、
夕刻(16~19時)の時間帯に高速道路本線上にも及ぶ出口滞留状況が頻発しており、更なる改善に向け関係機関と協議中。
③(香椎線(1号線)上り 貝塚JCT方面) 千鳥橋JCT ➡ 東浜
●現地の状況・対策経緯
天神方面と太宰府IC方面から香椎方面へ合流後に左側に東浜出口があるため、第1走行帯(左車線)を絞込み規制している。 合流部直後を2車線運用としていたため、平成24年の環状化に伴う交通量増加から混雑が予想された(平成22年当時)。
●対策内容・効果
実施年月:平成22年5月
対 策:第1走行帯の車線運用変更
対策効果:運用変更前後の車線別利用台数を比較の結果、第1走行帯(左車線)の利用台数が1.3~2倍に増加し、利用車線の分散を確認。
④(粕屋線(4号線)上り 千鳥橋JCT方面) 貝塚 ➡ 箱崎
●現地の状況・渋滞の特徴
福岡IC・粕屋方面から天神・太宰府方面へ向かう際に、粕屋線から香椎線への移動時に貝塚JCTを通過するが、 このJCTが1車線運用となっているため、夕方の交通量ピーク時に渋滞が頻繁に発生。
●対策内容・効果
実施年月:平成24年2月対 策:2車線化し交通容量を拡大
対策効果:対策前1年間での交通集中による渋滞件数(事故、故障車等を除く) 32件
対策後1年間での交通集中による渋滞件数(事故、故障車等を除く) 10件
⑤(環状線(内回り) 福重JCT方面) 天神北 ➡ 西公園
●現地の状況・事故の特徴
天神方面から福岡市西部方面に向かい、荒津大橋を過ぎると下りの右カーブがあり、操作不適当・速度超過による施設接触事故が発生。
●対策内容・効果
実施年月:平成27年10月
対 策:高輝度矢印板設置・リブ付区画線設置
対策効果:対策前1年間で発生した施設接触事故 4件
対策後1年間で発生した施設接触事故 2件
➅(香椎線(1号線)上り 貝塚JCT方面) 箱崎 ➡ 貝塚JCT
●現地の状況・事故の特徴
千鳥橋JCTから貝塚JCTにかけては、ほぼ直線で速度が出やすいことから、平成21年7月の深夜、貝塚JCT分岐部に衝突する死亡事故が発生した。
また、天神方面から福岡IC方面に向かう香椎線の第3通行帯では、朝のピーク時(7~9時)に渋滞等に伴う追突事故が発生。
●対策内容・効果
実施年月:平成21年9月 分岐部へ施設接触緩和装置の設置、平成27年10月 注意喚起路面標示
対 策:分岐部施設接触緩和装置の設置、追突注意喚起の路面標示
対策効果:注意喚起路面標示設置後の追突事故は微減(1.1件/月➡1.0件/月)
➆(粕屋線(4号線)下り 福岡IC方面) 粕屋 ➡ 福岡IC
●現地の状況・対策経緯
平成29年2月に規制速度が60km/hから80km/hに緩和されるのに伴い、速度超過による福岡IC出口の左カーブでの施設接触事故発生が危惧された。
●対策内容・効果
実施年月:平成28年11月
対 策:速度抑制のための路面標示(シークエンスパターン)の設置
対策効果:
対策前の5か年の平均の施設接触事故発生件数 4.6件/年
対策後の5か年の平均の施設接触事故発生件数 3.0件/年
⑧(環状線内回り 博多駅方面) 半道橋出口
●現地の状況・渋滞の特徴
右側車線(直進・右折レーン)の利用率が低く、左側車線(直進・左折レーン)に利用車両が偏り滞留していたため、環状線内回り本線への渋滞が発生。
●対策内容・効果
実施年月:平成29年2月 車線運用変更 平成29年9月 案内看板設置
対 策:車線運用の変更(利用率の低い右側車線へ進路誘導に変更)
対策効果:1)対策前と対策1年後を比較(朝夕ピーク時)
右車線利用率28%向上・信号1回当りの最大通過台数1割増加
2)対策前後の10か月間の渋滞発生件数 約5割減
※1)・2)共に対策1年後の検証結果
➈(香椎線(1号線)下り 千鳥橋JCT方面) 箱崎 ➡ 東浜
●現地の状況・渋滞の特徴
朝夕の交通量ピーク時に、香椎及び粕屋・福岡IC方面からの利用車両に箱崎入口の利用車両が加わり、東浜出口付近が先頭となる渋滞が発生。
●対策内容・効果
実施年月:平成29年5月
対 策:東浜出口分岐位置を箱崎入口合流部より手前(香椎側)に変更し、交通錯綜を分散
対策効果:対策1年後検証ー渋滞長2km以上の件数が約4割減少
渋滞状況の更なる改善のため、関係機関と協議中。
➉(香椎線(1号線)下り 貝塚JCT方面) 香椎東入口
●現地の状況
3車線ある国道3号のうち、左車線が都市高速香椎東入口に接続しており、国道3号は接続部において2車線へと車線数が減少している。
香椎東入口において、自転車・バイク(125cc以下)の誤進入が発生。
●対策内容・効果
実施年月:平成30年5月
対 策:注意喚起の看板・路面標示を設置
対策効果:対策前1年間で発生した自転車・バイク(125cc以下)の誤進入 14件
対策後1年間で発生した自転車・バイク(125cc以下)の誤進入 11件
⑪(環状線(外回り) 天神方面) 西公園 ➡ 天神
●現地の状況・渋滞の特徴
福岡市西部方面より天神方面に向かい、西公園入口から荒津大橋にかけては上り勾配(約700m・約5%)となっているため、 朝夕の交通量ピーク時に速度低下が原因となる渋滞が発生。
●対策内容・効果
実施年月:平成30年12月
対 策:速度低下注意看板の設置
対策効果:対策前1年間での交通集中による渋滞発生件数(事故、故障車等を除く) 29件
対策後1年間での交通集中による渋滞発生件数(事故、故障車等を除く) 27件
⑫(西九州自動車道 福岡高速方面) 福岡西IC入口
●現地の状況・渋滞の特徴
西九州自動車道から福岡高速へのETCレーンが1箇所しかないため、朝夕の交通量ピーク時に渋滞が発生。
●対策内容・効果
実施年月:平成31年3月
対 策:ETCレーンを1箇所から2箇所に増設
対策効果:設置後、渋滞が緩和
類似対策:(太宰府線(2号線)下り) 太宰府IC出口
対 策:九州道太宰府料金所 一般レーン➡ETC混在レーンに変更
第1レーン平成25年6月
対策効果:運用変更後、渋滞が緩和
第2レーン平成25年8月
⑬(環状線(内回り) 福重JCT方面) 百道 ➡ 愛宕
●現地の状況・事故の特徴
百道西入口から愛宕出口にかけて室見川を越える箇所で大きくS字カーブしており、路面が湿潤時に速度超過・操作不適当による施設接触事故が発生。
●対策内容・効果
実施年月:令和元年12月
対 策:ハイブリッド舗装への更新(排水機能の更新及びグリップ性能の向上)
対策効果:対策前1年間の施設接触事故件数 35件
対策後1年間の施設接触事故件数 0件
類似対策:(環状線(外回り) 天神方面) 愛宕 ➡ 百道
ハイブリッド舗装への更新(実施年月:令和3年3月)
対策前2年間の施設接触事故件数 19件
対策後9か月の施設接触事故件数 2件
⑭(環状線外回り)呉服町出口
●現地の状況・事故の特徴
呉服町出口については、出口前方にある蔵本交差点での先詰まりにより渋滞が発生。
●対策内容・効果
実施年月:令和5年2月
対 策:蔵本交差点を管理する福岡市と連携して、交差点の車線運用見直し(右折車線を直進車線へ 変更)を実施。
対策効果:出口部での時間当たりの通過台数が約10%向上(対策前後の調査結果による比較)
※対策前はR3.11、対策後はR6.6の平日夕方ピーク時(16:00~17:00)トラカンデータより